香典の寄付
葬儀でいただいたお香典を忌明け後に「香典返し」として品物を贈りお礼をする方は全体の9割を超えると言われていますが、近年では、香典の相当額を団体や社会貢献活動に寄付されるという方も増えています。このような事情については、葬家それぞれに事情がることだと思いますが、一番は、故人の遺志であるのなればそれを尊重するべきだといえると思います。
様々な団体や協会が香典の寄付を受け付けていますから、故人の意を汲み、故人の遺志にかなう団体、生前興味のあった分野などから寄付先を探し手続きをします。特に故人が関係していなかったような団体への寄付は慎重にするべきですし、寄付先によっては香典をいただいた方々の意思に反する場合もありますから注意が必要です。具体的な方法は、団体によって異なりますから、まずは希望の団体へ問い合わせをしましょう。社会福祉施設に寄付する場合の手続きは、各市町村の福祉課や社会福祉協会を窓口としています。故人の意思に従ったところへ寄付する方が、故人の供養となりますから、寄付の手続きの時に、希望先を伝えると良いと思います。
香典をいただいた方々へは寄付した旨を何らかの方法でお伝えする必要があります。一般的には四十九日法要の後、香典返しを通常発送する時期にあいさつ状を贈り、その中で寄付先や寄付の趣旨、本人の遺志であったことなどを書き添えます。寄付先により、故人の名前を入れた礼状を必要枚数準備してくれるサービスもあり、それを利用することもできます。
香典の全額を寄付するのではなく、一部だけを寄付に充てることも出来ます。四十九日法要の後に、小額の香典返しを用意し、寄付の趣旨、寄付先などを書き添えた挨拶状とともに贈ります。このような方法は、香典をいただいた相手への気遣いもあり、故人の遺志も尊重できるものだといえると思います。
